最近のオレンジ浮き事情
2020年 09月 14日
先日、とある海岸に降りて「さぁビーチコーミングを始めるぞ!」と歩きだそうとした時、海岸の向こう側から漂着帯を眺めながら歩いてくる年配の男性にお会いしました。
手には膨らんだビニール袋を持っていたので、「何か拾えましたか?」とお聞きしたところ、打ち上げ貝を拾っているとのことでしたが、「10年前はもっと拾えたのに、全然拾えなくなった」と嘆いておられました。
10年前は…と言えば、1徳島県南の海岸にも、まだ10年前まではたくさん漂着していた浮きがあります。
約10㎝前後の棒状のオレンジ色をした刺し網の浮き、通称『オレンジ浮き』
皆さんも、海岸を歩いていて一度や二度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
最近は漂着数も減ってきてはいますが、海が荒れた後などには2~3個。 多い時には5~6個くらいの漂着があります。
オレンジ浮きを拾う楽しみは、その表面に刻印されたエンボス文字
太陽浮標、俊雄浮標、興業浮標、などなど、陽刻のバリエーションが豊富で、新しい陽刻の浮きを拾う度に〝新種発見!”と喜んだものです。
漂着数自体が減っていますから、新たな陽刻の新種が見つかるペースは落ちましたが、それでもいくつか見つかっています。
最近漂着してくるオレンジ浮きの陽刻で多いものは、A面が『渓南雄華』で、B面は『耐壓水深350米』
または、A面が『耐压300米』でB面は陽刻なし。 もしくはA・B両面とも『耐压300米』
浮きのサイズは、110mm×22mm×20mm
その他、【太陽浮標(SUN BRAND)保証耐用】の進化型?
1つは、中央の波に太陽のマークの中に、『光辉』 「SUN BRAND FLOATS NO.1」のエンボス文字はなし。
浮きのサイズは、110mm×20mm×19mm
もう1つは、中央の波に太陽のマークの中に、『兴业 (興業)』のエンボス文字 「SUN BRAND FLOATS NO.1」のエンボス文字有り。 浮きのサイズは、110mm×22mm×20mm
中央の波に太陽のマークの中に『光辉』の浮きの方は、太陽浮標/保証耐用のエンボス文字の下に(11342121766)などの数字入るバージョンもあります。
<おまけ>
お問い合わせがあったわけではありませんが、「〝SUN” BRAND 」には太陽浮標の代わりに『创业浮標』というエンボス文字の浮きも以前から漂着しています。
浮きのサイズは、110mm×20mm×19mm
B面のエンボス文字は、いずれも「重」です。
by tokushima_umikan
| 2020-09-14 23:39
| 漂着物
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